労働時間MBOとは
組織マネジメントの手法に「MBO」があることはご存じだと思います。これは、経営学者のピーター・ドラッガーによって提唱されたもので、日本では「目標管理制度」として、人事制度における業績管理手法としても活用されています。
このMBOを、労働時間管理に応用したものが「労働時間MBO制度」です。各社員が「労働時間の削減」や「有給休暇の取得」に関する目標を設定し、その達成度合いを評価する仕組みのことです。
もちろん、各社員が設定した個人目標(労働時間の削減、有給休暇の取得)は、部門目標や全社目標と連動しています。したがって、個人目標が達成されると、部門や全社の目標が達成されることになります。
ところで、先ほど労働時間対策は「業務改善・社員の意識改革」と「労働時間管理体制の整備」の両面からアプローチする必要があると述べました。また、この2つを同時に実現させることは難しいということもお伝えしました。
そこで、「労働時間MBO制度」の導入です。
この制度を導入することで、あなたの会社の「労働時間の問題」は解決に向けて一気に動き出することになります。
労働時間MBO導入の効果
@労働時間を組織的に管理できる
Aデータ分析によって問題点が明確になる
Bレコーディング効果で残業時間が削減できる
C生産性が向上する
D自律型人材が育成できる
E管理者のマネジメントスキルが向上する
F社内のコミュニケーションが良くなる
G組織として目標達成できる仕組みができる
H職場環境が改善され、社員の定着率がアップする
I優秀な人材を採用することができる
「労働時間MBO制度」を導入することで、残業時間が削減され有給休暇の取得率がアップするだけでなく、「自律型人材の育成」や「管理者のマネジメントスキル向上」ができ、結果として会社としての「生産性の向上」や「業績アップ」が実現します。